いちど書いて消えたブログを書きなおせず放置しておりましたが、
大切な記憶はちゃんと記録したいと思います。

『箱の中身2016』終演いたしました。

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この作品に出演できた事、いまこの時に出逢えたことに感謝します。
素晴らしいカンパニー、俳優のみなさま、作品でした。

大量の血痕を残し消えたえみ子という女性を巡るふたりの男性の人生の話。

ボクサーで荒くれ者で危険な香りと優しさを持つ元だんな様秋山を保村大和さん
傷ついたえみ子をそのまま受け入れ、穏やかで退屈なほどに真面目な現在のだんな様佐藤役を佐藤正宏さん

贅沢な環境でした。

愛する人に裏切られても、
大切な人を裏切っても、
どうしても愛し続けてしまった
えみ子とわたし。


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この結末をどう思うか人それぞれですが、
私は、私には、これ以外の答えはなく、どうすることもできなかったえみ子の、唯一のハッピーエンドだった、と思っていました。

こんな事になっていようと。笑

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ラストシーン、ボロボロになり血だらけで這うように奈落から楽屋に出た瞬間
呆然としているもので、どんな顔して良いのかわからなくて、笑えば良いと思うよ、と、泣きながら笑ってる図。

改めて見ると、こわい。

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生き方に答えはないけれど、燃え尽きるほどにその瞬間を生きていたいと私は思うし、
何があっても、それが自分だけの幸せなのだから、後悔しない。
まっすぐまっすぐ生きていたいと改めて思いました。

そして、全力で燃え尽きるようにお芝居していたいなあって、もう奥底からムズムズします。
芝居、したい。


この作品を与えてくれて
女性の目でえみ子を愛し、挑戦させてくれた、演出家わかばやしめぐみさん。

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だいすき。
一緒に戦えて、楽しかった。

支えてくださった皆様に
ご観劇いただいた皆様に
心から感謝を。

ありがとうございました!

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