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さかいかな バースデーパーティ 2017

ご参加頂いた皆さまに、
そして、行けないけれど応援パワーを送ってくださったあなたに、

心から、ありがとう。感謝です!
無事、終了致しました✨

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第1部は朗読〜aisu〜

バースデー・31・サーティワンアイスクリーム…という単純明快な理由からきたテーマでしたが
“アイス”と言えば2年連続でダブル主演している相方榎あづさが毎公演前にアイスクリームを食べる人であり、
“愛す”にもっとも合う相手だろうと思うのはとっても自然でした。

また、今年はひとり芝居も出来たからひとりじゃない方がいいな
過去には二人朗読という公演を作ったから、その時の経験を踏まえて今私の考える“朗読”をカタチにしてみたいな、という挑戦もありました。

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舞台の場合、いまの私は稽古をすごく大切に考えています。
稽古場で相手と試して挑んで緻密に繊細に創り上げたものを正確に何十回でも何百回でも新鮮に心動かしながら贈るためには時間がかかるし、その稽古は必要で大切な時間。

だけど、アニメやゲームの収録は、
自分でつくりあげたものを現場に持っていき、せーのっで提出して、
それをディレクターが統一させたり、方向性を提示したり、オーダーをして、まとめて、その場で完成する。

それもとってもプロフェッショナルな仕事で、自分に緊張感があり、素晴らしい事だな、と思っていました。

今回は後者で、そして、ディレクションという重大な仕事をすることが
今回の、私の考える朗読をカタチにする、という挑戦でした。

でも、コレは、難しい事でした!
演者に真意を伝えることに重きを置けてなかったことにより
あづさにはかなり不安な想いをさせていたようでした。

“稽古を繰り返すこと”は目的ではないので限られた稽古日数で、
やりたい事とやりたくないことを伝え、
相手役をやりながらも、そのシーンをどうしたいかに集中して聴いてオーダーをしていく稽古でした。

それは、あづさからしてみれば、相手役が芝居に集中してなくて、芝居がしづらい。
なのに、オーダーは、むしろ、感情を高めていってほしい、というような方向性だから、、、???という気持ちになっていた。と、2度目の稽古終わりに食事している時に話してくれました。

…あぁ、なるほど。
もちろん、私は稽古で手を抜いてるつもりはなくて、私の辿りたい道を、道として提示する稽古をしていたけれど
舞台稽古では感情を繊細にやりとりする関係を強く築いているからこそ、
何故本気じゃないの?と感じるだろうし、寂しいと思わせてしまったことに反省した。

そして、正直、朗読にめちゃくちゃ不安にもなりました。
私は下手くそかも知れない。声だけで芝居は出来ないのかも知れない。単純にそうも思えて恐怖も抱きました。

上手くやらなきゃいけないのかな、と、少し考えたけれど…
だけど私がいまやりたいことは、
見て面白い朗読や耳が気持ち良い朗読ではなく(それはそれで素晴らしい!)
感情に触れて緊張して高まっていく空間を共有する事に意味がある朗読。

演劇以上に観るのに集中力のいる、
緊張するような空間にならないだろうかと考えたし、
俳優は決めた道筋をせーのっで走り出す。
辿り着くリアルな感情の場所は、わからない。
そんな朗読をしたいと思ってました。

それは相手役に信頼があるからこそできる事。相手があづさだからできる事でした。

何故だかあづさには困らせつつもやってーっとワガママを言えてしまうので、巻き込んでしまったからこそ、
私自身も私を信じて、本気でやって、それで私があまりにダメだったらもう本当引退だ。なんて、結構、まじで、前日に、考えてました。

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朗読は物語をふたつ読みました。

「愛す」とアイスの「溶ける」から、
読む物語のひとつは二人朗読公演用におぼんろ末原拓馬さんに書き下ろして頂いた『ココアとマシュマロ』にしようと決めました。

だけどひとつはちゃんと、“アイス”をテーマにした物語を読みたい。

童話や小説を読む事も考えたけれど、
いま私がやりたいものは可愛いものや聴き心地の良いものではなく、
いまの私に寄り添っていてやっぱり心が揺れるものがいい…
そう考えたら、オリジナルしかなく。

頼んで書いてもらう事も考えたけれど
バースデーとアイスというテーマでどうしても可愛いイメージだから、ポップだけどシリアスに…というお願いがなかなか複雑…
そして、自分の公演にいちばんこだわれるのは自分だろう、と…やっぱり書くことにしました。


私は誕生日が大っ嫌いだ
そこからはじまる物語。

生きている事を謝罪するように生きる女性の夢の中に現れたのは 真っ白な服を着たバカに明るい少女。

不器用なトラウマ娘と不器用なノーテンキ少女 の、未来へと進む物語でした。

誕生日と、アイスケーキと、愛す、の溶け合った、愛おしく大切な物語になりました。

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やれてよかった。
作品や公演が良いものか悪いものかは観てくださった方にしか判断出来ないけれど
私は私の、ミセタイモノ、を贈れた気がします。

ありがたいことに評判も良く、
本を読みたい、とも言っていただきました。

実は、不安な気持ちすぎたせいか…録画も録音もしていない公演で、
このまま物語も闇に消えてしまうのは寂しい。

なので!


ストーリーブックに…します!


いま、ブログ書きながら決めました。
『アイスケーキバースデー』
そして…
今年やったひとり芝居『わが儘』の脚本も…。
ひとり芝居自体はまた公演をしたい、と思っていますが
写真もたくさんあるし、コレも記録として2017バージョンをカタチにするのも良いなと思っています。

そうか。

12月まったく会える予定がないですが…手渡し会ならやれるかも。
ん?出来上がるかな?1月かな。

きっと完全受注販売になるかな。
販売ごとはどうにも苦手だから…作ったら、素早く、手渡ししたい!笑
作りたい物、他にもあるの。
だから、直接渡せる会を作るぞ!
もちろん郵送もしますが。

そんなわけで、続報を、お待ちください。



まあ、朗読のことだけでかなり書いてしまいましたが…

バースデーパーティーは3部制!
緊張の朗読が終わったら、あとは、じゆーだああああ!!!

ということで…

2部、遊べ!歌え!サーティワンアドベンチャー!

3部、打ち上げ!

破茶滅茶さかいさんらしい私が!とびきりに楽しい会でした!!!笑

それはまた、別記事にてーっ!!!