この「わが儘」という公演は、この場所でこの時にやらせていただく事に意味がある、なんだか御祈りのような儀式のようなお祭りのような公演で在りたいと思いました。
もしこの場所に選んで頂いたのなら、
精一杯できる限りの力を使って誠実に表現をする。
そんな気持ちで挑む事が出来ました。
今回、多くの身に余るお言葉、お褒めの言葉を頂きました。
なんだか、やっと表現者になれた気がします。
俳優劣等生で自信がなくて基礎もなかった。
それが嫌になり、ただがむしゃらに頑張れる環境に身を置いて、たくさんの方に教えを乞うて、助けて頂いて、少しずつ成長して、今に繋がった。
だからこそ改めて自分を冷静にみて判断しなくちゃいけない。
ちゃんと成長してきた。出来なかったことが、出来るようになった。
…それでも毎公演、喋れるだろうか、大失敗するんじゃないだろうかと、こわくなりながら舞台にあがります。
そんな不安は大切だと思う。出来るのが当たり前ではない。
けれど、もう、上手くやれたり失敗しなかった事が成功ではない。
もっともっととぎすましてもっともっと上をみる。
ここが、ようやくほんとうの入り口なんだと思います。
私はまだまだ拙い表現者です。
知るべき事、やるべき事、努力すべき事が沢山あります。
もっともっと果てしなく厳しく長い道のりを本気で見に行く覚悟を持って、日々生きていきたいと思います。
はじめての感覚が沢山ありました。
味方をしてくれる、空間や世界や何かがある。
その力のおかげで私は立ち続けられる。
だからもし辛い気持ちや悩みや悲しみや苦しみを抱いているのなら、沢山沢山受けとりたいと思いました。
4月2日、新年度の平日がはじまりました。
きっと新しい空気が流れています。
幸せが、沢山訪れますように。
応援してくださった皆様に
観てくださったあなたに
涙してくれたあなたに
気持ちを伝えてくれたあなたに
これから出逢うあなたに
心から感謝しています。
ありがとうございました!
公演写真を義兄 igarashihiroaki 氏と カメラマンの池田敬太さんが沢山撮ってくれました。
本当に素敵な写真ばかり。いろいろなカタチでみなさまに届けられたらと思います。
一部載せます。
今回は公演に来られなかった方にも雰囲気をおくります。